2006-04-30
■ [まじめ]ご挨拶

とりあえずウンコの話を一通りしてから、思い出したように挨拶など。それが山ネタ衆クオリティー。
>id:hatayasanさん
いつか言おうと思ってたんですが、実は僕も10年ほど前、京都雪稜クラブの幽霊会員をしてました。
会のほうにはきちんと「辞める」と言ってなくて、フェードアウトしたままほっぽらかしにして現在に至るので、バレたら会費未納会員として十数万円の請求が来るんじゃないかとヒヤヒヤしています。なんて冗談はさておき、やっぱりさすがにバツが悪いと思っているので、できれば雪稜の人とは関わりを避けてこっそり生きたいと思っていたのですけど……そちらのRSSリーダーに捕捉された瞬間、その夢はほぼ完全についえました(笑)
結局、在籍中には金毘羅山のクライミング練習と槍穂高の夏合宿(1994年)の2回しか顔を出してないんですけど、そのとき教わった懸垂下降?が独学で沢登りをはじめる時にずいぶん役に立ちました。当時の在籍メンバー、とくに会長だったM田さんと同年代のM田くんには(心の中では)非常に感謝してます。
あとは、hatayasanさん本人とニアミスしてるかどうかが気になりますね。京都雪稜の人たちとは一度、2001年初秋のナルミズ沢でバッティングしているので、そこにいらしてたのでしたらかなり近くにいたことになります。
>id:bangohさん
番号札◆a6ZrnAbcタン(*´д`)ハァハァ、と。
実はハンドル以外は知らないんですけど、それでもはてブでidみた瞬間にピンときました。
登山界をはてな帝国主義で牛耳ろうとする2chねらー、というキャッチコピーが頭から離れません。
つまるところ、この世界は非常に狭いですね、っと。
2006-04-29
■ [ネタ]「アルプス一万尺」に関するまとめ

たぶん誰もが知っている、「アルプス一万尺 小槍の上で アルペン踊りを さあ踊りましょ♪」の歌について。
- とりあえず、「小槍」を「子やぎ」だと思っている人が尋常じゃなく多い。
- なんとなくスイスのアルプスを連想してしまうが、実は日本の北アルプスの歌である。
- 小槍とは、槍ヶ岳の本ピーク(大槍という)のそばに聳える岩峰のこと。
- 一万尺は3,030m。小槍の高さも3,030m。
- 小槍の上はたたみ一畳ほどの狭さ。そこで踊るのは自殺行為である。
ここらへんまでは、登山者的には基礎知識のレベル。ここから本番。
アルプス一万尺の歌は、なんと29番まである。
こへだ(Burst Error)のつぶやき:続々・アルプス一万尺の謎に全歌詞あり。これが結構ひどい。
- 1-7番:ここらへんは童謡としても通用する。
- 8-14番:なぜか突然、モテない山男のぼやきに。
- 15-24番:ザイルとかハーケンとか、やけにむさくるしい。地名もまんま北アルプスだし。
- 25-27番:「花摘み」「キジ撃ち」は、排泄行為をさす登山界特有の隠語である(前者が女性版で後者が男性版)。
つまり、ここの部分は登山者の目には以下のように映る。
とくに27番は、「槍ヶ岳の山頂で小便をすれば、北に流れた部分は高瀬川を流れていき、南に流れた部分は梓川を流れていく」という意味の、山屋以外には決して理解できない奥深い歌である。
正直、スイスの美しい情景を想像しながらこの歌を歌っている子供たちが哀れでならない。
- 28-29番:最後の「まめで逢いましょ」は「達者で会いましょう」の意。
それにしてもこの歌詞、ぜんぜん山を知らない人のキジ、じゃなくって記事だから信用できるんだけど、もしこれを普通の山屋が書いていたら「またまた、そんなネタ話を」って思っちゃうな。それぐらいベタ。
さらにこのへんを知っておけば、アナタも「アルプス一万尺」博士!
- 曲自体は、もともとはアメリカの民謡である。参考:アルプス一万尺(ヤンキードゥードゥル)歌詞と解説
- 作詞者は不明とされる。ただし、京大山岳部の作という説が有力らしい。
- だが、よくよく調べてみると一部の歌詞は、「安曇節」という北アルプスの地元の歌からのパクったもののようだ。*1
あたりはそのまんまだし、
なんかも元の歌詞の面影が色濃く残っている。
悲惨なのは、やっぱりコイツだ。
元の歌詞はきれいな歌なんだがナー。
避けては通れない道と思われ。